畜産

水よし・土よし・育ちよし
阿蘇のあか牛ジャージー牛
阿蘇の大地で育った「うまかもん」

畜産イメージ

褐色和牛

豊富な栄養素を含んだ牛肉

 「熊本あか牛」は、水と緑に恵まれた阿蘇の大自然で育まれ、脂肪分が少なく、和牛本来の風味豊な“健康和牛”です。和牛本来の香りと味があり、肉の旨さと良質で程よい脂肪バランスが良いのが「熊本あか牛」の肉の特徴です。脂肪の色が黄色っぽいことがあります。これは牛がたくさん日光浴し、ビタミン豊富なエサを食べ、健康に育った証拠です。

自然と共生するあか牛

 阿蘇の草原は千年の昔から、そこに住み農業を営む人々が牛馬を飼い、草を利用するために手を加え、維持してきた自然環境です。そこには、阿蘇にしかない優れた景観と草原特有の多様な生態系があり、草原を利用し、維持していくための固有の文化が育まれています。

 この草原を維持するにはあか牛の存在が欠かせません。あか牛は大地を踏みしめ、草をきれいに食べ、農家は冬場の飼料として採草を行います。この全ての行動が草原維持に欠かせない作業なのです。

ジャージー牛

ジャージー牛の導入の歴史

 日本で飼われている乳牛といえば、白黒模様のホルスタインが有名ですが、阿蘇小国郷ではジャージー牛が飼われています。その歴史は古く、昭和30年代に遡ります。農家の所得向上を目指し、オーストラリアより98頭のジャージー種の乳牛が導入され、当時の小国農協が昭和33年に牛乳処理工場を施工し、翌年から学校給食にジャージー牛乳の供給を始め、昭和50年代に家庭への宅配事業を開始しました。

 このような歴史の中でジャージー牛乳のブランド化を進め、現在では企業と連携し様々な加工品作りを行っています。

ジャージー牛乳が選ばれる理由

 ジャージー牛とホルスタインの乳成分の違いは、ジャージー牛乳は乳脂肪分を約5%も多く含み、無脂乳固形分、カロチンも多く含む濃厚な牛乳です。

 豊富な栄養素、自然本来の甘み、豊な風味は阿蘇小国郷がジャージー種にこだわる理由です。