組合長あいさつ

組合長 組合員の皆様には平素より当組合の事業に対し深いご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 本日ここに、ご来賓各位のご臨席と総代の皆様方のご出席を頂きまして、第22回通常総代会を開催できますことを深く感謝申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症においてはマスク着用が個人の判断に委ねられ、5月には5類感染症へ移行するなど環境が刻々と変化しています。変わり続ける社会の中で安心して生活が出来ますことを心より願っております。

 JA阿蘇が経営基盤強化のために取り組んでおります『営農・経済事業の成長・効率化プログラム』では、一定の効果を上げる事が出来ました。TACの出向く活動力の強化が認められ2年連続でJA表彰を受賞し、他JAからの視察を受け入れるなど注目されています。信用事業の農業融資の部門では昨年に続き3年連続県1位の実績を残しています。また、22年産米の販売では、全国平均よりも高い概算金をお支払いする事ができ、販売状況も良好に推移しています。JA阿蘇における夏秋栽培品目の多くで前年比を上回ることが出来ました。トマトの生産販売においては初めて20億円を超える販売高を達成するなど、生産活動の活性化と新規就農者の受入、育成が実を結んでいます。

 本年度の決算で当期剰余金を計上出来ました事もひとえに、組合員皆様から厚い事業利用を頂いた賜物であり、心より感謝申し上げます。

 熊本県域JA構想へ向け、組合員ニーズへの対応力強化と持続可能な経営基盤の強化を実現するため、組合員の皆様と理解醸成に取組みます。

 令和5年度は「JA阿蘇活動総合3カ年計画(令和4年~6年)」の中間年度となります。目標達成に向けて、自己改革の重要な目的である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の実現に向け、積極的に取組みます。組合員や地域の皆様に期待され、無くてはならないJA阿蘇を目指し、一層努力して参ります。

 本日は、令和4年度の事業報告並びに令和5年度事業計画等の議案をご提案致しております。十分なご審議の上ご承認を賜りますようお願い申し上げご挨拶と致します。

令和5年6月23日

阿蘇農業協同組合
代表理事組合長 原山寅雄