組合長あいさつ

組合長 組合員の皆様には平素より当組合の事業に対し深いご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。本日ここに、ご来賓各位のご臨席と総代の皆様方のご出席を頂きまして、第21回通常総代会を開催できますことを深く感謝申し上げます。

 ロシア軍のウクライナ侵攻で世界情勢が激動する中、未だに新型コロナウイルス感染に歯止めが掛からない状況が続いています。そのどちらも一刻も早い収束を心より願っております。

 現在、JA阿蘇では経営基盤強化のため、『営農・経済事業の成長・効率化プログラム』へ取組み、実行の初年度として十分な効果を上げる事が出来ました。TACの出向く活動力の強化と金融担当者がタッグを組むことで、資金相談の件数も増え、農業融資で2年連続県1位の実績を残しています。また、令和3年産米の販売では全国的に価格が落ち込む中、全量販売に取組み、特別栽培米コシヒカリ1俵15,000円基準での支払いなど、農家所得の増大に取り組むことが出来ました。令和4年度は野菜・果菜の販売にはより力を入れ、阿蘇地域世界農業遺産を活用した東京・豊洲市場での“JA阿蘇フェア”を開催する予定です。また、生産資材・コスト高騰に対し、農政連活動を通して、国へ強く求めていきます。本年度の決算で当期剰余金を計上出来ました事もひとえに、組合員皆様から厚い事業利用を頂いた賜物であり、心より感謝申し上げます。昨年の第27回JA熊本県大会で決議されました熊本県域JA構想への理解醸成に向けて、これから各地域座談会の実施など周知を図って参ります。

 令和4年度は、新たな「JA阿蘇活動総合3カ年計画(令和4年~6年)」の始めの年であり、目標達成に向けて、自己改革の重要な目的である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の実現に向け、積極的に取組みます。組合員や地域の皆様に期待され、無くてはならないJA阿蘇を目指し、一層努力して参ります。 本日は、令和3年度の事業報告並びに令和4年度事業計画等の議案をご提案致しております。十分なご審議の上ご承認を賜りますようお願い申し上げご挨拶と致します。

 令和4年6月24日

阿蘇農業協同組合

代表理事組合長 原山寅雄